地域資材を活用し脱CO2
地域資材を活用し脱CO2
栄養ドリンクだけでは人間は生きていけない。
化学肥料は植物にとっての栄養ドリンク。
製造に二酸化炭素をたくさん放出し、土地を不健全にする。
化学肥料を削減し、菌が豊富にいる土壌の作物は、
がっちりしていて、栄養価も高く、味が良い。
しあわせファー夢は、環境にやさしく作って、
おいしくする取り組みをしています。
栄養ドリンクだけでは人間は生きていけない。
化学肥料は植物にとっての栄養ドリンク。
製造に二酸化炭素をたくさん放出し、土地を不健全にする。
化学肥料を削減し、菌が豊富にいる土壌の作物は、
がっちりしていて、栄養価も高く、味が良い。
しあわせファー夢は、環境にやさしく作って、
おいしくする取り組みをしています。
初年度の取り組み
■とうもろこし栽培後、竹パウダーを散布(50kg/10a)し、耕耘後ブロッコリーを定植。
■肥料には、有機50%の神戸のSDGS肥料こうべハーベストを使用。
■施用区の肥料は慣行区200㎏/10aに対し、100㎏/10a
自社廃棄物と地域のお困りものでぼかし肥料を作る。
いつもは焼却するイチゴ残渣を焼かずに土に返す。
イチゴ残渣と地域の邪魔者の竹をパウダー化。米ぬか、糖蜜と混ぜ、嫌気発酵させ、ぼかし肥料を作る。
自社廃棄物と地域のお困りものでぼかし肥料を作る2
発酵が早いのは何か
土づくり効果が高いのは何か
好気的に発行させるとどうなるか
実験し、省力的で持続的で効果的なことを探る
竹パウダー蓄積
好気条件で発酵
(省力、大量生産)
糖蜜
ぬかを混ぜ嫌気発酵
有機とはどういうことか
土の中には微生物がたくさんいて、植物と共生しながら生きています。化学肥料や化学農薬に偏重すると、土壌微生物の働きが弱くなり、植物も弱らせる結果に。植物の栄養価が下がり、食味も落ちます。
病害:うどんこ病菌など
有用:麹カビ、酵母菌など
植物
菌類
動物
病害:青枯れ病菌など
有用:納豆菌、乳酸菌、
放線菌など
細菌
微生物が活躍する土は、肥料もちがよい
有機物の分解:菌が土壌中の有機物を分解し、植物が吸収しやすい形の栄養素に変えることで、肥料としての効果が長持ちします。たとえば、窒素を含む有機物を菌が分解し、アンモニアや硝酸などの形で植物が吸収できるようにします。
栄養の循環:菌が働くことで栄養が効率よく循環し、土壌中に栄養素が滞留しやすくなります。これにより、肥料の成分が流出しにくくなり、長く効き目が持続します。
土壌構造の改善:菌が土壌中で活動すると、土壌の粒子同士がくっつきやすくなり、土壌構造が安定します。この構造によって水や空気が通りやすくなり、肥料の成分が土壌に留まりやすくなります。
地域資源を活用して、土壌微生物を増やす
簡単に入手可能な有機資源と特徴・土壌への影響
米ぬか:糖分が豊富で、様々な菌のえさになる。バチルス菌(納豆菌)、乳酸菌、酵母菌など有用菌が増えるが、作物に病害を及ぼす菌類が増えることもある。
竹パウダー:パウダー化することで発酵しやすくなる。CN比が高く、土壌改良剤としての期待が高い。多量に乳酸菌を含み、他の有用微生物と共生し、微生物を活性化させる。バチルス菌(納豆菌)、乳酸菌、酵母菌などの成長促進が期待できる。過剰施用は菌類が窒素を使うので、窒素供給不足になることがあるので注意。
有用菌と増やし方
菌根菌
リン酸や鉄などのミネラルを集約して植物に与える役割があります。
リン酸は土壌の中では非常に溶けにくく、そのままの状態では植物が利用できません。菌根菌が集約することで、植物にも摂取しやすい形になります。土壌のリン酸濃度や温度により、生息数が左右するのでコントロールは難しいです。
酵母菌
有機物の分解が得意な菌です。酵母菌は堆肥やボカシ肥料の発酵を促します。熟成させた堆肥やボカシ肥料にはたくさんの酵母菌が含まれています。酵母は好気条件では自己増殖を嫌気条件ではアルコール発酵を行います。増殖には糖分が必要で、米ぬかなどがえさになります。
放線菌
森などの木が生い茂るところの土のいい匂い。放射菌の代表格「ストレプトマイセス」が出すゲオスミンによるものだと言われています。放射菌はキチナーゼという酵素をつくることができ、様々な病原菌を予防する効果があると言われています。たい肥、腐葉土に多く含まれます。
乳酸菌
他の微生物の繁殖を抑える働きがあります。この性質を利用して、植物の病気の予防に役立てることができます。乳酸菌自体が土壌微生物のエサとなり、土壌微生物を多様にする働きがあります。その結果、有機物が分解され、肥沃な土地になると言われています。